これから夏に向けてダイビングを始めてみようという方は多いのではないでしょうか。
スキューバダイビングには体験ダイビングからライセンス取得後に潜る深さが変わっていきます。
また、潜る深度によって景色が変わるお話を今回のブログではご紹介いたします。
1. ダイビングライセンスの種類
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体験ダイビング
ライセンスを持っていない方でも参加できるダイビングコースが体験ダイビングです。
誰でも気軽に水中世界を体験できるコースとなっています。
最大水深は12mとされていますが、実際にはサンゴやお魚が多い水深5m前後でダイビングする事が多いです。
初めてダイビングする人・ライセンスを持っていない人の為のコースなので、何か浮上しなければならないトラブルがあった場合でも
すぐに上がれる深度である必要があるからですね!
ライセンス取得前に、ダイビングってどんな感じなんだろう。と体験ダイビングする方も多いですよ!
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オープンウォーターダイバー
一般的に一番最初のダイビングライセンスがオープンウォーターダイバーです。このライセンスは基本3日間で取得可能で、所持していればライセンスを持ってる人同士で潜る事が可能です。
ダイビングは一人で潜る単独潜水がNGです。最低、2人1組のバディシステムを組み、何かトラブルが起きても対処できるように義務付けられています。
実際にはインストラクターと潜るパターンが多いです。潜るダイビングエリアを熟知したショップを利用してインストラクターと一緒にダイビングを行います。
オープンウォーターダイバーの最大水深は18mです。12歳以下の場合は「ジュニアオープンウォーター」となり、最大水深は12mになります。
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アドバンスド・オープンウォーターダイバー
通称アドバンスと言われています。オープンウォーターの次のランクのライセンス。
アドバンスのライセンス取得時の実技として、ディープダイビングが必須となっています。
ディープダイビングとは、水深18mよりも深く潜ること。
そのため、アドバンスを取得後は水深30mまで潜ることが可能です。ジュニアアドバンスの場合は21mになります。
アドバンスまで取得するとほとんどのダイビングポイントに行けることができるので、多くの方がアドバンスまで取得します。
これからダイビングを趣味にしたいという方は最低ココまで取得することをお勧めします。
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ディープダイビング・スペシャリティコース
水深30mよりも深い場所に見所があるダイビングポイントがあります。
例えば、伊良部島の有名地形スポット、アントニオガウディです。
上の画像を撮影するには水深38m近くまで潜る必要があります。この水深まで行くためには、
アドバンス取得後、30mよりも深く潜ることができるアドバンスディープダイビング・スペシャリティコースが必要です。
最大水深40mまで潜ることができ、深く潜ることによって起こるリスクについて知識を身に付けます。
正しく知識を得ればその場所にしか出会えることができない貴重なダイビングになることは間違いありません。
ダイビング回数を重ね、技術を身に着けることで、色々な海の景色を見られる可能性が広がります。
興味がある方は是非取得しましょう!
2. 深く潜ると色が失われていく
足が着く浅瀬では明るく輝く海も、深く潜れば潜るほどディープブルーという言葉が似あうほど濃い青へと変化していきます。
それは太陽の光の波長が、赤や黄といった色が水に吸収されやすく、青色が残るからなのです。
赤は水深5mほどで見分けがつかなくなり、黄は18m、緑は20mほどで吸収されます。20m以上の深さでも青色だけは残るため、海が青く見えるのです。
そのため、kailaの体験ダイビングツアーの水中記念撮影は水深5メートル付近で撮影されることが多いです。
色合いも綺麗に出てブレ難く、ゲストさんに喜ばれています。
もちろん、水深が深い場所でも撮影しています。
深い水深の場所に見所があるダイビングポイントも数多く存在し、水深30m以上の場所でも撮影しています。
ですが、写真はカラフルではありません。これはカメラの性能ではなく、色が失われるからです。
肉眼でも色が失われるあの景色は、『あ~深い所まで来たな』という雰囲気に包まれます。
3.まとめ
体験ダイビングは水深12m。
オープンウォーターは水深18m。
アドバンスは水深30m。
ディープダイビングのスペシャリティー取得で水深40m。
深く行けば行くほど、酸素の消費量も多くなり、身体に窒素がたまっていくため、専門の知識が必要となっていきます。
ライセンスのランクが分かれているのはそのためで、ダイビングで潜れる深度も変わっていきます。
お問い合わせで、『アントニオガウディ』『魔王の宮殿』『通り池』に行ってみたいというライセンスをお持ちでない方からのお問い合わせが
数多くあります。
ネットの画像やガイドブックの写真で見るとキレイな景色が広がっているので無理もありませんが、実際は20m以上深く潜る必要があり、天井が地形で覆われているため
体験ダイビングでは行くことはできません。
そのダイビングポイントは楽しむためには見合ったライセンス取得が必要です。
体験ダイビングでも楽しめる地形スポットがありますので、気になる方はkailaにお問い合わせください!