やっと台風25号が過ぎ去ってくれました。
この後の発生しそうな熱帯低気圧の動きが気になるところですが、あと数日は大丈夫でしょう。
今年は台風が多い!と聞きます。
発生数は少し多いぐらいなのですが、問題は台風が通る場所。
ほとんどが上がって沖縄地方、日本列島に影響を与えているのです。
去年、おととしは台風が来なくて、『こんな年は珍しい!』とみんなで口を揃えて
毎日元気に海へ出ていたのを覚えています。
台風が来ないと海の中がかき混ざらないため、海水温が上がります。
上がっても30度くらいなのですが、ダイビングしていると
これでも十分ぬるく感じます。
この水温が上がりきった状態が2か月以上続き、海の中に大きな影響を与えました。
サンゴの死滅、イソギンチャクの白化。
これは宮古島、伊良部島だけでなく沖縄全体に起こった現象です。
水温が28度以上になるとサンゴやイソギンチャクは生きていけないと言われています。
海の中が暑すぎるのです。
なので、ある程度台風が来て海の中がかき混ざってくれないと、困るのです。
ダイビングをする僕らにはサンゴやイソギンチャクを見に行くので、変化に気が付くことができますが、
実際にはもっと違うところが大きく変化しているところがあるかもしれません。
サンゴ、イソギンチャクやクマノミがたくさんいたポイントも全滅してしまった場所もいくつかあります。
少しずつ再生していますが、再生が追い付かない状態です。
海水温が高いから!
なので、台風が来ないのも困ったものなのです。
これから水温が下がり、サンゴやイソギンチャクには過ごしやすい時期となるでしょう。
がんばって成長してちょうだい!