マリンレジャーの種類は数多く、中でもダイビングは注意事項が他のレジャーに比べて多いと言われています。
しかし、ルールを守れば非現実的な水中世界を楽しむことができます。
守ることが多い分、楽しさが倍増です。
明日はダイビングだ!
事前予約していたり、急遽、ダイビングしよう!ダイビングショップに電話してみよう!という方もいらっしゃるでしょう。
そこでダイビングする前の注意事項を前もって知っておくと
スムーズにダイビングの楽しさを感じられること間違いありません。
今回のブログは
ダイビング中にトラブルに遭わないための注意したいこと。のご紹介です。
インストラクター、ガイドの指示を聞く
以前、他ショップさんからこんな話を聞いたことがありました。
『今日、ダイビングポイントに着いた瞬間にお客さんが勝手に海へ飛び込んじゃったんだよ。
危なかった~。』
詳しく話を聞いたところ、ボートでポイントに着いて、まだ船が少し動いているにもかかわらず
ゲストさんが海へ飛び込んで泳ぎ始めたそうな。
これはあまりにも酷い話ですが、一歩間違えば命に関わります。
だって船のプロペラがまだ動いているんですからね。
ダイビングに限らず、どんなレジャーでも注意事項などはガイドの指示に従うことがベストです。
体調の変化を甘く見ない
二日酔いだったり風邪っぽい状態だと注意散漫になったり、
あるいはダイビング中に耳抜きができなくなる可能性があるため危ないです。
体験ダイビングでもちょっとしたトラブルの対処法はご自身で行っていただく必要があります。
例えば、マスクに水が入ってしまったときの対処法。
レギュレーターが外れてしまったときの対処法。
そして、ダイビングでは必ず必要な耳抜き。
これらは全てダイビング前にインストラクターからレクチャーがありますが、
二日酔いや風邪っぽい症状がある場合は
ツアー参加申し込み用紙の健康チェック表をご記入の際に申告してください。
ボートダイビングで移動中の際に船酔いしてしまった場合も無理なくスタッフまでご相談ください。
気分が悪いまま、不安を抱えた状態でダイビングしてしまうとトラブルを招くことに繋がります。
時には無理せず次回に延期する決断も必要です。
健康チェック表は正しく
当店ではご予約前、ご参加いただく皆様に
必ず健康チェック表に目を通してもらい、チェック項目があった場合はご連絡いただくことになっています。
これを怠ってしまうことは大変危険です。
理由として、ダイビングによるトラブル、事故は
生活習慣病、心臓や血管、呼吸器の持病が影響していることです。
また、水中で疾病発症(例:心筋梗塞、脳卒中、糖尿病での低血糖発作、てんかん発作、喘息発作)の場合、
陸上での発症より対処が難しく、危険性が高いので
虚偽なく正確にチェックをお願いしております。
◆当日のダイビング前のセルフチェック
1 | 前回のダイビングの疲労感や体のだるさは残っていませんか? | ない | ある |
2 | 12時間以内に飲酒された方は飲酒による体調不良などはありませんか? | ない | ある |
3 | 昨夜の睡眠は十分でしたか? | 十分 | 不十分 |
4 | 食欲はありますか? | ある | ない |
5 | 下痢や脱水などの症状はありませんか? | ない | ある |
6 | 手足のしびれや身体のどこかに痛みなどはありませんか? | ない | ある |
7 | めまいはありませんか? | ない | ある |
8 | 発熱の症状はありませんか? | ない | ある |
9 | 耳やサイナスに閉塞感はありませんか、耳抜きはできますか? | ない | ある |
10 | ダイビングをする意欲は十分にありますか? | ある | ない |
水中の生物は触らない
体験ダイビングをご案内しているときクマノミを紹介するのですが、
そこでよく見かけることがイソギンチャクに触ること。
イソギンチャクはクマノミの家です。
ダイバーがイソギンチャクに触れる行為はクマノミにとって
攻撃されていると思っているでしょう。
あまりにしつこく触ってしまうと、そこにいることが嫌になって引っ越ししてしまうでしょう。
僕らは水中にお邪魔している側です。
ちょっと離れて観察することがベストです。
自分が意識して触れる場合と、思わず触れてしまったという場合もあります。
その時に怖いことが毒を持っている生物やトゲを持つ生物に触れてしまうことです。
例えば、オニヒトデ、ウニの仲間、オコゼなどです。
ご案内するガイドもそのようなルートを通らないように十分気を付けますが、
手足を水底につけるときは必ず目視して確認することがベストです。
熱中症対策
熱中症対策として、こまめに水分補給を取るようにしましょう。
たまに耳にするのが『トイレが近くなるから飲むの我慢しよう。』
これは危ないですね。
ダイビングでは夏場でもウェットスーツを着用します。
少なからず汗をかくので水分は細目にとるようにしましょう。
海へ出かけるとき利尿作用が少ないと言われているカフェインが入っていない飲み物を持っていくといいです。
例えば、お水、麦茶です。
NGな飲み物は、コーヒー、紅茶(アイスティー)、さんぴん茶などです。
まとめ
楽しく安全に楽しむための注意事項を記載しました。
細々していて堅苦しく感じる方もいらっしゃるかと思いますが、
ご協力のほど宜しくお願いいたします。