ボートダイビングの不安要素の一つが船酔い。
夏のシーズンはダイビングツアーで船に乗ることが多いため
船酔いについての質問を頂くことが増えてきます。
今回のブログは船酔いについてまとめました。
1.体調不良(二日酔い、寝不足)や空腹、満腹を避ける
二日酔い、寝不足による体調不良は、日常生活でもきつい状態です。その状態でダイビングボートに乗船すると船の揺れにもやられてしまいます。ダイビングの前日の飲酒はほどほどにして、しっかり睡眠をとりましょう。
kailaの午後コースでは宮古島ご到着後、そのままダイビングツアーにご参加される方が多くいます。
出発地のホテル、または、自宅での起床時間は早く寝不足がちです。船酔いしやすい方は宮古島着後ダイビングを控えた方がいいでしょう。
空腹過ぎたり満腹もよくありません。
食べたばかりにご参加される方も多くいますが、ウェットスーツの締め付けや普段感じることのない揺れは必ずありますので、
食事は軽め、乗船の90分前、脂っこい食事は避けましょう。
2.酔い止めを飲む
体験ダイビングにご参加される方は、ダイビング船に乗り慣れていない方がほとんどです。
酔い止め薬の服用をお願いしています。
宮古島ダイビングエリアのほとんどが伊良部島周辺海域にあります。
そのため、近くをダイビング船を勢いよく走るため、
どんなに穏やかな海でも必ず揺れがあります。
私は乗り物酔いをしない。
そう言って酔い止め薬を服用せず、船酔いしてダイビングリタイヤ、嘔吐している方を沢山見てきました。
過信しない方がいいです。
嘔吐してしまうと他のお客様にも迷惑がかかります。服用してください。
服用するオススメな酔い止め薬は「アネロン」。
用法には、
乗物酔いの予防には乗車船の30分前に服用してください。
と記載してありますが、90分~120分前に服用してください。
30分前だと効いていないことがあります。
心配な方は前日夜に一回、当日の朝にもう一回服用しましょう。
必殺技です。
6.酔い止め対策をして不安をなくす
精神的な緊張も、船酔いを助長しています。前の日から体調管理をしっかりして、乗船前に酔い止め薬を飲んでおくなど、対策をきちんとしておくことで不安はかなり解消されます。
気持ちから負けないことです。
スキューバダイビングで自分が楽しんでいることをイメージしてみましょう。
近くでお魚観察していたり、これから潜る水中世界を。
8.船酔いに効くツボを押す
内関(ないかん)
平衡感覚を正常にする働きがあります。
胃の不快感や吐き気を和らげ、乗り物酔いに効くとされています。
内関(ないかん)の見つけ方
手のひらを上に向けた状態で、手と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。
外関(がいかん)
自律神経を整える作用があり、疲労回復や頭痛にも効くと言われています。
外関(がいかん)の見つけ方
手のひらを下に向けた状態で、手の甲と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。内関(ないかん)のちょうど反対側に位置します。
築賓(ちくひん)
乗り物酔いで気持ち悪くなったら、このツボを押すとよいと言われています。
築賓(ちくひん)の見つけ方
足の内側のくるぶしからひざの方へ指5本分進んだところにあります。
侠谿(きょうけい)
めまいや頭痛、耳鳴りなどにも効き、乗り物酔いにすぐ作用してくれるツボとも言われています。
侠谿(きょうけい)の見つけ方
足の薬指と小指の付け根の間の薬指寄りの凹んだ部分にあります。
まとめ
二日酔い、寝不足、満腹状態でダイビングツアーに参加しないこと。
前日から酔い止め薬を服用(アネロン)する必殺技を使って
船酔いしている方をスタッフ内川は見たことがありません。
また、マリンレジャーが盛んな宮古島で夏のシーズン中は
薬局に酔い止め薬が売り切れてしまっていることが多くあります。
事前準備をしっかり行い、宮古島旅行を楽しみましょう。